【メリット】サルでもわかる!メタバースとは?超優しく解説【デメリット】

最近テレビや街中でもちらほら聞くようになったメタバース・・・

でもメタバースってそもそもなに?

という方も少なくないと思います。

 

今回はパソコン用語、デジタル用語、カタカナ苦手!という方でもわかるように、

実際おさるさんの一人だった筆者が、サルでもわかるレベルにわかりやすくメタバースについてまとめました。

 

この記事を読めばメタバースってなに?と聞かれてもドヤ顔で話せるようになる・・・

とまでいくかわかりませんが、最低限の知識を知ることはできると思います。

メタバースとは?=仮想空間のこと

メタバースはデジタル空間に作られた仮想空間のことで、

自分が生活してるリアルとは別に用意された世界になります。

 

アニメをたしなむ人であればSAOやサマーウォーズ、

ゲームならどうぶつの森のように、

実際の世界とは違う世界で行動してる様子がメタバースの例として挙げられます。

 

現実に身体はありながら、別の世界にアバターというデジタルな身体があり、

その身体を自由に動かせる世界をメタバースといいます。

 

メタバースの語源の由来は「meta」(超越した)「universe」(宇宙)を組み合わせて「metaverse」

超越した宇宙、現実と違う別の世界という意味の造語です。

メタバースで出来ること

メタバースでは現実ではすぐにできないことも気軽にできるのが特徴です。

 

例えば家を建てたりリフォームをしようと思ったら、

床や壁の色を比較したい・・・

と普通思いますよね?

 

いきなりこの壁は白!床は茶色!と

何も見ずに決定できる意思の激強な人は少ないと思います。

 

今まで色のサンプルを見て比較する・・・のとメタバースが違うのは、

仮想世界に自分の家と同じような環境、家具などを配置して雰囲気を見ることができる点。

色の変更もボタン1つで行うことができます。

 

より実際の部屋の雰囲気に近い状態を再現できるので、

色の比較がしやすくなる、というメリットがあります。

 

洋服や靴を買うときもメタバース上に作られた仮想空間のショップで試着などをして、

気に入ったら仮想空間上で購入、すると現物が現実の家に届く、なんてこともできます。

 

また、気軽に行けない場所でのライブやイベントに仮想空間上で参加することができるのも特徴。

 

現実世界で行こうと思うと長時間の移動や泊まりがけになるところも、

メタバース上であれば自宅、自分の部屋から参加することができます。

 

他にもこれから実現が見えてきてるのが、

仮想空間に入って異世界のような空間でゲームを楽しむこと。

SAOなんかがそうですね。

 

画面の前でプレイしてたゲームが、

自分が画面の中に入ってより臨場感のあるゲームの世界を楽しめるようになります。

メタバースとブロックチェーンとNFTの関係

まずはそれぞれの用語の意味を確認しておきましょう。

Point
  • メタバース=仮想空間
  • ブロックチェーン=ネット上の取引を相互監視し、データの改ざんをしづらくすること
  • NFT=デジタルデータに作者や所有者の情報を付与し、複製を防ぐ唯一無二のオリジナルデータのこと

 

メタバースとブロックチェーン、NFTの関係をものすごく簡単に説明すると、

メタバース上にある家具などのアイテムデータを

ブロックチェーンの活用で唯一無二のデータ、NFTとして作成、

資産として替えのきかないデータとしてメタバースの中で使用、売買する、

というイメージなります。

もう少し具体的にわかりやすく!

例えば現実には存在しない青いりんごの画像があるとします。

普通のデータだとコピー、複製されてどれがオリジナルデータかわかりません。

 

ブロックチェーンは取引履歴を暗号化、取引履歴を1本の鎖のようにつなげて取引履歴の改ざんを防ぎます。

 

青いりんごの画像を売買するとき、1回1回の取引が個別に暗号化されているので、

1つの取引を改ざんしても青いりんごの画像全体には影響がでない、ということです。

 

コピペなどで複製してもオリジナルデータにあるような作者のサインや独自情報がないため、

すぐ偽物とバレてしまします。

 

さらに詳しく書くと・・・

ブロックチェーン上では1つの取引を改ざんしても、それ以外の1つ1つの取引、ブロックを改ざんしないと、

データ全体の改ざんができないため、改ざんの手間が多くデータが改ざんされにくいということです。

 

つまり青いりんごのデータをブロックチェーン上で管理すること、

その青いりんごに作成者のサインや所有者情報など替えのきかない独自の情報を持たせ、

コピーしても本物か偽物かわかるようにする資産性を持たせたものがNFTということになります。

そしてNFTは非代替性資産(非代替性トークン)と言われます。

 

MEMO

トークンとはしるしや象徴という意味で、

お金の単位である円のようにブロックチェーンをつかって発行された通貨や資産のことを指します。

 

現実世界の物ですごくざっくり例えると、

  • どこにでも売ってるくまのぬいぐるみ=代替性資産
  • 作者のサインがぬいぐるみのどこかに入ってる、
    もしくは作者のサイン入りの証明書がついたくまのぬいぐるみ
    =非代替性資産

ということになります。

 

これらを見ると、証明書つきのくまのぬいぐるみのほうが価値が高そうですよね?

それが独自性でありNFTデータが価値が高いという理由になります。

 

話を戻すと、青いりんごのデータをメタバース上で使うと、

その青いりんごはその人しか持っておらず価値が高い!ということになります。

 

それが貴重な武器やアイテムだとしたら・・・

ゲーム上での価値はとんでもないことになりますね。

メタバースのメリット

オンライン上でのよりリアルな接触

これまで打ち合わせや顔をみて話すだけならビデオ会議でもできましたが、

メタバース上で打ち合わせなどをすることのメリットは身振り手振りなどの動作がわかることです。

 

動きがあるだけで映像だけだとわかりづらかった場の空気感、

誰と誰が話してる、また今は話を聞くタイミングか、などがよりわかるようになり、

リアルに会っているときに近い状態で話を進めることができます。

 

顔だけを見て話すよりも動きがあるほうが印象に残りますし、

わからない部分をあれこれと変に想像しなくて済むので生産性も上がります。

メタバースによる新しいビジネス実現・価値の付与

メタバースが実現するとメタバース、仮想世界の中で必要な新しいビジネスが生まれます。

 

例えばメタバース上の自分が操作するキャラクターの服。

ファッションは現実世界でも他の人と違うものを持ちたいという欲はありますよね。

メタバース上のキャラクターの服もNFTとして替えのないオリジナルデータとして販売することも、

今までにはないビジネス。

 

NFTデータを制作する仕事やそのデータを販売する仕事など、

メタバース上で活動するための売買などが登場するでしょう。

 

また、ゲームでいえば様々な世界観の仮想世界、メタバースが作成され、

それに合わせたNFTアイテムなどが登場します。

それの売買も既存とは少し違うビジネスの形といえます。

 

今まで全く関わりのなかった業界、会社と新しいビジネス、価値を生む可能性があるのが、

メタバースの特徴と言えます。

メタバースのデメリット

設備の用意が面倒

まず現実とは違う世界に行くための設備を用意する必要があります。

現在だとVRゴーグル、VR上で動きを再現するためのコントローラーなどがありますが、

よりリアルな仮想空間を味わうためにはそれだけ自分の身体の感覚を仮想世界に再現する必要があります。

 

するとそれだけ設備、アイテムが必要になるので、

面倒かつお金がかかります。

 

いずれメタバースがどんどん普及して、

仮想世界が今のスマホみたいな感じで大衆に普及すれば、

安く揃えられるようになるかもしれませんが、

まだまだハードルが高いのが現状です。

ウォレット脆弱性・ネット上のリスク

ブロックチェーンやNFTがどれだけ独自性があって改ざんされにくいといっても、

ネットにつながっている以上流出の可能性はゼロではありません。

 

メタバース上の財布、ウォレットからネットを通じて中身を盗むなんてこともこれから出てくるかもしれません。

 

銀行口座に入れるよりもタンス貯金のほうが安心!という人がいるのと同じです。

ネット上の資産をハッキングなどで盗まれるリスクがあることを知っておく必要があります。

現実世界に戻れなくなる危険性

現実世界ってイヤなことが多いですよね?

仮想世界は現実ではできないこともできるなどハマりやすいので、

現実世界に戻れなくなる、依存する危険性があります。

 

例えば仮想世界のゲームで、

現実世界では使えない魔法が使えたり、ワープなど瞬間移動でいろんなところに行けるようになると、

現実世界の不便な暮らしや、時間をかけての旅行なんて非効率・・・

なんて思ってしまうかもしれません。

 

仮想世界は便利でこれまでの生活を一変する可能性がありますが、

現実の自分の生活の上に成り立っていることを知っておかないと、

全身チューブでつながれてずっと仮想世界にいる・・・

なんてSF・アニメなどの世界でしかありえないようなことになってしまうかも。

メタバースの使われ方

オンラインゲーム

画面の前で見て楽しむだけでなく、

自分が画面の中に入って実際に戦ったり生活するなど、

よりリアルで臨場感のある楽しみ方ができるようになります。

 

ヒロインの子が目の前にいる、触れられる、

剣や銃でモンスターを狩ったり、鍛冶や調合で特別なアイテムが生み出されたり・・・

それをNFTとして売り出して現実の収入源にする・・・

 

夢は広がるばかりですね。

仕事・会議=出社の必要がなくなる!?

コロナの影響でオンラインミーティングが普及してきていますが、

メタバース上でオフィスが再現されれば、出社することもなく、

家から仕事、ミーティングに参加できるようになります。

 

動画によるオンラインミーティングと違い、

メタバース上で普通に出社したときと同じように資料を見たり、

1:1で会話したり、必要な人数でミーティングをできるので、

リアルタイムかつ生産性を落とすことなく仕事ができます。

 

通勤がなくなれば満員電車も無くなる、通勤時間が別のことに使えるなど良いことしかないので、

個人的には早く実現してほしいですね。

イベント・ライブ

これまではまとまった休みを取って泊りじゃないといけないような場所のイベントやライブも、

自宅、自分の部屋から参加できるようになります。

 

スケジュールの都合で参加できなかったイベント・ライブも

メタバース上でバーチャルライブという形で参加できますので、

リアルで体感するのとはちょっと違うかもしれませんがイベントの空気感、

ライブの臨場感に近いものを感じることができるでしょう。

 

動画で見るよりその場にいたほうがより気分も高まりますよね。

それに近いものをメタバース上で楽しむことができるようになるでしょう。

メタバースはこれからの生活を一変させる可能性がとても大きい!

これまでメタバースについてあれこれ書いてきましたが、

メタバース、つまり仮想世界の実現は人の生活に大きな変化、影響を与える可能性が大きいです。

 

今のyoutuberみたいに、メタバースで大きく稼ぐ人も増えるでしょうし、

メタバースでこれまではできなかったことがサクッとできてしまうかもしれません。

 

完全なる仮想世界、今とは全く別の世界に入り込むレベルまでの実現は難しいですが、

空間にディスプレイを投影し、そこに触れるとボタンを操作できたり、

机にキーボードを映像として投影し、物理的なキーがなくてもタイピングができるような、

現実と仮想空間のはざま、AR=拡張現実はどんどん実現してきています。

 

身近なものでいうとポケモンGOは現実の世界にポケモンを投影して、その場にポケモンがいるように見せるなどです。

今はスマホ上ですが、あれがそのうち特殊なメガネでポケモンがその場にいるように立体的に見えたり、

何も使わなくてもその場のプロジェクターなどでホログラム投影でリアルいるかのように見せる・・・

なんてこともそのうち実現するかも。。。

 

それこそ黄色いねずみを方に乗せて歩くなんてことも実現するかもしれません。

 

このように現実と仮想の境目はどんどんなくなっています。

時代に取り残されないようにアンテナ張ってどんどん情報を集めるようにしてくださいね!