転職してる回数が多いと採用の時に不利になる、なんて聞いたことありませんか?
この記事を読んでいる人の中には、
「短期間で退職してるし、転職回数も増えてきているからどうしよう・・・」
なんて思っている人もいるかもしれません。
筆者も転職回数が多い方だと思いますが、
転職回数が多いからと言って突っ込んで聞かれたり、不利になった記憶はほとんどありません。
今回は筆者の経験を元に、転職回数が多いのは不利かについてまとめます。
筆者の転職経歴
筆者は大学卒業してから20代で5回転職しています。
大きい会社からベンチャー企業まで様々な会社を受けました。
現在は大学職員として働いています。
(学校や部署にもよりますが、私がいるところは超ホワイトです)
転職活動での新卒から数えると内定は15社くらいもらっています。
新卒で入った会社は1年半くらいで退職、その後も数社1年以内に退職したこともあります。
若いうちに転職回数が多いのが不利ではない
結論からお話しすると、筆者が転職活動をする中で、
転職回数が多いからと不利になったことはありません。
近年は転職回数よりも経験や持っているスキルのほうが見られることが多く
これらがなくてもすべては面接時の話し方、コミュニケーションの取り方次第で
転職回数が多くても転職できます。
退職理由による:前向きな理由ならOK
経験的に職場の悪口を言うような後ろ向きな理由はウケがあまりよくありませんでした。
- 人間関係が悪かった
- 残業が長かった
- 給料が悪かった
本当に職場に問題があったかもしれませんが、相手は実際のところはよくわかりません。
もしかしたら、本人になんらかしら問題があってそう感じたのでは?と思われる可能性も。
なので退職した理由はできるだけ前向きに言った方がいいです。
- 前の職場で経験したことから、さらに学びたい分野ができた
- 経験を活かして新しいことに挑戦したい
- スキルアップのため
前の職場の悪いとことを言うのではなく、
前の職場では勉強させてもらいました、その上で別のことに挑戦したい、と言うとウケもよかったです。
自分の趣味から興味を持ったとか、ウソでもいいのでもともと応募先の業務に興味があったとかでもいいです。
「なんで短い期間でやめたの?」と聞かれたら
「思っていた業務内容と違っていたため、試用期間中での退職をしました」と言うのが便利。
試用期間は会社側も従業員側もお互いを見極める期間のため、期間中であれば「へー」と思われるくらいです。
試用期間は一般的に3ヶ月の会社が多いですが、必ず3ヶ月ではありません。
辞めた時期によって半年の試用期間、1年の試用期間と言い換えても別にバレませんしね。
少なくともこれであまり指摘されたことはありませんでした。
もし、「そんな短い期間でやめるなんて根気がない」なんて精神論みたいなこと言われたら、
そんな会社さっさとやめて次の会社に行ったほうが良いです。
今時精神論しか言わない会社は入っても苦労すると思うので。
いろんな経験をしていると思われることも
日本ではまだまだ長く働く人の方がウケがいいですが、海外では1つの会社に長くいるのは無能の証明、と言われることもあります。
なぜならその会社でしか使えないスキルしか持ってないから。
転職回数が増えてくるとどうしても悪い印象を持たれがちですが、
「いろんな経験、スキルを身につけるために転職をしました。」とか
「経験を活かしつつさらに新しいスキルを学びたいと思った。」とか言ってもいいです。
もちろん、これを直接言うと「コイツ何様だ」と特に年を重ねた人に思われるかもしれませんので、言い方には注意しましょう。
ですが、これを言ってイヤな顔をされたことは経験上ないですね。
日本の終身雇用神話が絶対じゃなくなった近年、転職が増える人も少なくありません。
「いろんな経験をして、いろんなスキルを身につけてる」という印象を持ってもらえると、
転職回数が多くても別にマイナスにはならないと思います。
「そんな身についたスキルないわ!」と思う人もいるかもしれませんが、
別に高度なスキルでなくてもいいんです。
- 「電話応対で折衝(せっしょう)能力が身についた」とか
- 「スケジュール管理のコツを学んだ」とか
- 「営業(もしくは接客など)の経験からコミュニケーション能力について学んだ」とか
何も言わずコイツ何できるの?と思われるよりも何ができるかを言った方がいいです。
言わずにいざ入ってみたらできると思ったのにがっかり。。。なんてこともありますからね。
(昔人事部にいた頃聞きました。)
まとめ:不利になるかは理由次第
実際のところ残業時間が長くて辞めたとか、人間関係が悪かった、給料が安かったのが理由で退職している人も多いと思います。
ですがそれをそのまま面接で話すのではなく、少しひねりを加えて話すだけで印象は大きく変わります。
単純に転職回数が多いから転職しにくくなる、なんてことは近年少なくなっていると思いますので、
あまり気にしすぎないようにしてくださいね。